時には、自ら訪問して提案する
Q1:セントラル薬局グループを選んだ決め手は何でしょうか?
薬局が募集している管理栄養士は、生活習慣病のための食事相談やサプリメントアドバイザーなどの栄養相談の窓口が多いのですが、セントラル薬局グループでは「高齢者のフレイル/サルコペニア予防のための栄養管理」に本気で取り組んでいて、病院で形成されるNST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)を在宅医療でも実現することをコンセプトにしています。私のキャリアの集大成を発揮出来るフィールドだと感じました。
Q2:セントラル薬局グループにおける管理栄養士の役割について教えて下さい。
薬剤師と連携をしながら情報を収集し、医療と食事(栄養)を繋げる架け橋になることです。今後さらに加速する超高齢社会において、在宅医療の必要性が増すことは周知の事実です。医学モデルから生活モデルへとシフトする過程の中で、“栄養”はとても重要ですが、高齢者の約7割が低栄養(もしくは予備軍)とのデータもあります。高齢者の栄養状態の悪化の進行は予想以上に早く、気付いた時には介入が手遅れのこともあります。そのためにも、“状態が悪化してから相談を受ける”のではなく、時には訪問診療に同行したり、ミールラウンド(食事観察)を行うなど“自ら訪問して提案をする”栄養管理を意識しています。