薬剤師が、患者さまのご自宅やご施設へ薬剤を届け、服薬指導を行うことです。ご家族やケアマネジャー、ヘルパー、医師、訪問看護師等と連携をし、患者さまの療養生活の向上を目的としたサービスを行います。
多職種の方々と情報交換を行いながら、患者さまに合った剤型の提案や、日数の調整、医師に対して処方提案も行います。また、緊急時には、すぐに臨時薬をお届けするといったサービスも含まれます。手持ちのお薬が切れる、といった心配から解放され、ピルケース等での管理により、格段に服薬コンプライアンスが向上するケースもあります。私たちは、一人一人の患者さまに合った薬剤管理方法をご提案します。
通常、風邪等で病院に通院した場合、処方箋が発行されます。その処方箋を持って、近く(門前)の薬局に行き、処方箋を提出します。しばらく待つと薬が出来上がり、自宅に持ち帰り、服用する。この流れは自然と理解されていると思います。では、在宅訪問薬局では、この流れはどのようになるのでしょうか。
まず、通院が出来ない状態の方(足がご不自由な方やご高齢の方)が、ご自宅で訪問診療を受けます。その際に、医師から発行された処方箋を薬局にFAXすることで、薬剤師がご自宅へお薬を届けに行く、といった流れです。言い換えれば、「ご自宅にいてもお薬が届く」サービスということになります。もちろん、通院で受け取った処方箋でも、薬局にFAXさえして頂ければ、ご自宅へお届けすることが出来ます。
介護保険を利用した場合、お薬代の他に、下記負担金を頂いております。※令和3年4月1日時点
介護保険をご利用の方(一割負担の場合)
※訪問一回につき
単一建物居住者1名 | 517円 |
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単一建物居住者2~9名 | 378円 |
単一建物居住者10名以上 | 341円 |
特別な場合を除き、何度訪問したとしても、最大4回/月までの算定となります。
また、中6日以内での訪問であれば、追加のご負担はありません。