スタッフインタビューINTERVIEW

訪問服薬指導を通じて薬剤師の影響力を実感。頼れる医療人に成長できる環境です

セントラル薬局 浦和店
薬局長 柏木 和人


2013年11月入社。MRを8年間経験した後、調剤薬局2社を経て同社へ。在宅医療はほぼ未経験だったが、先輩の指導のもと成長し、2014年8月に薬局長に就任。「人が好きなら誰でも在宅ができる」をモットーにスタッフを教育している。息抜きは週1回のフットサル。

受け身ではなく外に出て、さまざまな人と関われる点が魅力

在宅訪問薬局の薬剤師さんの働き方を教えてください。

セントラル薬局浦和店では、施設に関しては基本的に担当者を決めており、原則2人以上の薬剤師が医師のスケジュールに合わせて往診に同行します。

外来型の調剤薬局との大きな違いはどのような点でしょう。

少し極端な言い方かもしれませんが、外来は訪れる患者様をお待ちする場所。患者様の様子を観察して投薬するスキルが大切になります。一方、在宅では往診同行という形で、医師が患者様を診断する場面に立ち会います。医師の相談を受けて処方提案を行うことも多く、言うなれば「治療」に関与できるのが一番の違いだと思います。施設の看護師やヘルパー、時には施設長からの要望などにも応えています。

施設長の要望とは、例えばどんなことですか。

高齢の方は風邪などをきっかけに、それまで服薬していた薬を飲む気力がなくなってしまうことがあります。「なんとか服用できるようにならないか」と施設長が私に相談されるようなケースですね。そんな時は薬を粉砕したり、ご飯に混ぜたりと知恵を絞ります。患者様が無事に薬を飲めるようになり、「薬剤師さんがいてくれて良かった」と感謝される喜びももちろんですが、こんなふうに薬剤師の力が影響することも、この仕事に就いて初めてわかりました。

毎朝行われる朝礼では、前日の申し送り事項や当日の予定などが報告される。スタッフのスケジュールをあらかじめ把握し、時には訪問する施設について留意点をアドバイスするなど、管理者として1年足らずで急速に成長した。

未経験でも大丈夫。いずれは在宅のスペシャリストに

薬局長としてはどのような仕事をされていますか。

スタッフのスケジュール管理のほか、担当のお客様から患者様の体調の相談を受けたり、臨時薬を届ける手配をするなど、さまざまな問い合わせに対応しています。地域に根付いた在宅訪問薬局であることが浸透するにつれ、施設や個人宅から直接、受け入れをお願いされることも増えてきました。ですが人員や体制が整わないまま受け入れるとかえって申し訳ないので、そこはしっかりと状況を判断して、その場できちんとお答えするよう心がけています。

御社へ転職を考えている方へのメッセージをお願いします。

在宅未経験者の方が不安に思うのは当然ですが、当社の薬剤師も在宅は初めてという人が多く、薬の知識以外はゼロからスタートした人がほとんどです。しかし今では皆いきいきと活躍しています。いろいろな人と関わり刺激を受ける、介護のリアルな現状を見られるなど、在宅の魅力を知れば知るほど、やる気も増していきます。往診同行や薬剤管理のノウハウ、介護保険の知識など、在宅で得られる経験は薬剤師としてのキャリアの充実につながるものばかりです。人と関わることが好きな人なら誰でもできると保証しますので、ぜひ私たちと共に地域に貢献していきましょう。

スタッフ間のコミュニケーションを円滑にすることも薬局長の仕事。同店では薬剤師、調剤事務、アシスタントと総勢24名のスタッフがいるが、薬局長との会話を通し「患者様に寄り添う」という想いが全員にしっかりと共有されている。だからこそ仲間意識も強い。

やりがいが日々増える環境で、仕事に、育児に全力投球しています

セントラル薬局 浦和店
薬剤師 金坂 一樹


調剤薬局2社を経て2013年10月入社。現在は訪問服薬指導や調剤のほか、薬剤師の教育も担当している。プライベートでは7歳と4歳の息子の子育てに奮闘中。保育園のお迎えはもとより、学校行事などへの参加も欠かさない良き父親。

在宅専門の魅力とワークライフバランス重視が転職の決め手

金坂さんは前職でも在宅に関わっておられたそうですね。

在宅責任者として4~5年勤めましたが、前の職場は薬剤師が患者様に服薬指導を行うだけで、医師との接点がありませんでした。そこにもどかしさを感じて独自に勉強するうちに、縁あって参加した研究会(現・日本在宅薬学会)で、在宅医療への志を持つ多くの薬剤師に出会い、影響を受けました。とりわけ往診の立ち会いや副作用のリスク管理など、在宅を通じて薬剤師にできることが大きいと気付き、その魅力にのめり込んでいきました。転職を考えた時は、もう在宅を行っているところ以外は眼中にありませんでした。

すると転職の理由は、より在宅医療が充実している職場にということですか。

もちろんそうですが、一番の理由は生活環境の変化です。シングルファーザーとして2人の子どもにできる限りのことをしてあげたい。当社には、そんな私の事情を理解してもらいました。今はシフトの調整により休みも取りやすい環境を作ってもらっていますし、子どもの急な発熱による当日の遅刻や休みなどにも職場の理解が得られています。子どもがいるスタッフも多いですし、温かく見守ってくれていると感じます。おかげで子どもの入学式や発表会などの行事にも、欠かさず参加できています。ワークライフバランス重視といいますか、一人ひとりの希望に合う働き方を実現したいという会社の意識が強いので、非常にありがたいですね。

金坂さんのモットーは「勤務時間内に人一倍働くこと」。仕事と子育て、メリハリのある生活に、教育担当というやりがいも加わり、手応えのある日々を送っている。

これまでの経験と知識を活かし、教育担当としても活躍

前職との違いや、薬剤師として心がけていることは何ですか。

私は施設を5件担当しており、クリニックの往診スケジュールにもよりますが、月の前半は、週に3回ほど在宅訪問で外出しています。そこで特に薬剤師の使命として意識しているのは、副作用のリスク管理です。医師はいかに病気を治すかという観点から薬を選びます。一方、薬剤師は服薬に対するリスクを考慮して処方提案を行ったり、服薬後の経過を観察します。これにはバイタルサインやフィジカルアセスメントの講習など、かつて学会で勉強した経験がとても役立っています。

そうした知識を見込まれて教育担当もされているとか。

患者様と主体的に関わりリスク管理をする。これがまさに当社が掲げる「次世代の薬剤師像」であることから教育担当を任されました。今は現場の薬剤師の問い合わせに対応したり、アドバイスしたり、実例を挙げて指導するなどの実践的な教育を行っています。限られた時間内での勤務なので、初めは責任の重さに不安を感じましたが、認められるのはやはり嬉しいですし、全力を注げる役目を任せてもらえたことに感謝しています。子どもが成長して手が離れたら、さらに研鑽を積むため勉強したいし学会にも出たい。そうして医師のパートナーとして自らの意見をしっかり言い、行動し、責任をとる、そんな次世代の薬剤師を育てていきたいと考えています。

在宅医療に興味を持ってから積極的に勉強を重ねてきた金坂さん。その知識がいま教育担当として発揮されている。一人ひとりの得意分野を見出し、配置・活用する柔軟性が同社にはある。